三菱UFJ、今期純利益予想は16%増 3年連続1兆円超で最高益へ

Reuters

発行済 2023年05月15日 16:53

更新済 2023年05月15日 19:27

(見出しと本文1段落目の「2年連続」を「3年連続」に訂正します。)

[東京 15日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループ (T:8306)は15日、2024年3月期連結純利益が前期比16.4%増の1兆3000億円になる見通しだと発表した。3年連続で1兆円を超え、過去最高益となる。ユニオンバンク売却など前期の特殊要因の剥落に加え、顧客部門の伸びを見込む。与信関係費用は3000億円と改善を想定している。

年間配当は41円で、4円増配した前期の32円からさらに増配を予定している。 IBESがまとめたアナリスト14人による連結純利益の予想平均値は1兆1840億円。

亀沢宏規社長は会見で「経営環境はそれほど簡単ではない」とし、米金融破綻の影響についても「霧が晴れたとは思っていない」と述べた。金融システムは強固になっており、今の時点で懸念はないものの、規制強化などはこれから具体化してくる。