*15:27JST 日経平均は4日続伸、米ハイテク株高などで年初来高値、TOPIXは33年ぶり高値
日経平均は4日続伸。
15日の米株式市場でダウ平均は47.98ドル高と6日ぶり反発。
5月NY連銀製造業景気指数の大幅悪化や連銀総裁のタカ派発言が重しになったが、政府の債務上限を巡る関係者協議を直前に控えるなか次第に買い戻しが強まった。
ナスダック総合指数は+0.65%と反発。
米ハイテク株高を受けて日経平均は211円高からスタートし年初来高値を更新。
東証株価指数(TOPIX)はバブル崩壊後33年ぶりの高値を更新した。
一方、短期的な過熱感から寄り付き直後は一進一退に。
午前に発表された中国の経済指標は軒並み予想を下回ったが、根強い当局による政策期待からアジア市況が下げ渋るなか、午後は再び買いが強まり、日経平均は一時29916円(290円高)まで上昇。
しかし、今晩の米小売売上高などを控えるなか、心理的な節目を前に上値は重く、その後は再びもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比216.65円高の29842.99円となった。
東証プライム市場の売買高は16億419万株、売買代金は3兆5529億円だった。
セクターでは電気・ガス、医薬品、電気機器が上昇率上位に並んだ一方、海運、保険、ガラス・土石が下落率上位に並んだ。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の54%、対して値下がり銘柄は42%だった。
個別では、決算を材料に三菱UFJ (TYO:8306)、みずほFG (TYO:8411)が買われたほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の大幅高により東エレク (TYO:8035)、アドバンテスト (TYO:6857)、ディスコ (TYO:6146)が軒並み大幅高。
値上がり率上位には決算を手掛かりにコプロHD (TYO:7059)、円谷フィールズHD (TYO:2767)、マークスGHD (TYO:6419)、グリムス (TYO:3150)、シンクロ・フード (TYO:3963)、ダイコク電機 (TYO:6430)、キュービーネットHD (TYO:6571)、ファイバーG (TYO:9450)、タチエス (TYO:7239)などがランクイン。
グロース(成長)株ではメドレー (TYO:4480)が前年同期比での黒字転換が好感され大幅高。
半導体関連では野村マイクロ (TYO:6254)が値を飛ばした。
連続大幅増益・増配がサプライズとなった芝浦機械 (TYO:6104)、配当方針の変更が評価されたフェイスネットワーク (TYO:3489)、MBO(経営陣による買収)が発表されたPCDEPOT (TYO:7618)はストップ高比例配分となった。
一方、コニカミノルタ (TYO:4902)、関東電化 (TYO:4047)、レゾナックHD (TYO:4004)、ヤマシンフィルタ (TYO:6240)、スノーピーク (TYO:7816)などが決算を受けて大幅に下落。
値下がり率上位には同様に決算が売り材料視される形で河西工業 (TYO:7256)、オーケストラ (TYO:6533)、ネットプロHD (TYO:7383)、サイバーリンクス (TYO:3683)が入り、FFJ (TYO:7092)、ティラド (TYO:7236)はストップ安まで売られた。
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