■事業概要
(3)特色、強み
○ブランド力
コニシ (TOKYO:4956)の最大の強みは「ボンド」の持つ圧倒的なブランド力である。
一般家庭向けの「ボンド・木工用」から建築用、産業用の「ボンド」まで、老若男女を問わず誰もが「ボンド」の名を知っている。
新市場開拓や新製品の売り込み等では、このブランド力が大いに生きてくると考えられ、接着剤市場では同業他社に比べて優位であると言える。
○製品ラインアップと販売網 前述のように製品ラインアップが豊富なことも同社の特色である。
また、幅広い製品ラインアップは企業の収益基盤としての強みでもある。
すなわち、特定の製品や一定の分野に偏重していないことで、収益変動の波が少なく安定的な経営を続けることが可能となっている。
○接着剤専業としての強みと販売網 前述のように多くの競合企業(セメダインを除く)は接着剤の専門メーカーではなく、化学品メーカーが多い。
言い換えれば、競合企業にとって接着剤は本業ではなく1つの事業でしかない。
これに比べて同社は接着剤専業メーカーであるため、顧客からの信頼は厚い。
これも同社の特色であり、強みだろう。
また全国的に強固な販売網を有しているのも同社の強みである。
しかも一般家庭用から住宅、建築、土木用まで幅広い製品の販売網を有する。
たとえ良い製品を開発できたとしても販売できなければ意味がない。
この点で同社は、新規に開発した製品でも即座に全国に販売する力を持っている。
場合によっては他社製品をこの販売網に載せることも可能であり、これを利用している同業他社もある(例:東亞合成 (TOKYO:4045)の「アロンアルフア」)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
一般家庭向けの「ボンド・木工用」から建築用、産業用の「ボンド」まで、老若男女を問わず誰もが「ボンド」の名を知っている。
新市場開拓や新製品の売り込み等では、このブランド力が大いに生きてくると考えられ、接着剤市場では同業他社に比べて優位であると言える。
○製品ラインアップと販売網 前述のように製品ラインアップが豊富なことも同社の特色である。
また、幅広い製品ラインアップは企業の収益基盤としての強みでもある。
すなわち、特定の製品や一定の分野に偏重していないことで、収益変動の波が少なく安定的な経営を続けることが可能となっている。
○接着剤専業としての強みと販売網 前述のように多くの競合企業(セメダインを除く)は接着剤の専門メーカーではなく、化学品メーカーが多い。
言い換えれば、競合企業にとって接着剤は本業ではなく1つの事業でしかない。
これに比べて同社は接着剤専業メーカーであるため、顧客からの信頼は厚い。
これも同社の特色であり、強みだろう。
また全国的に強固な販売網を有しているのも同社の強みである。
しかも一般家庭用から住宅、建築、土木用まで幅広い製品の販売網を有する。
たとえ良い製品を開発できたとしても販売できなければ意味がない。
この点で同社は、新規に開発した製品でも即座に全国に販売する力を持っている。
場合によっては他社製品をこの販売網に載せることも可能であり、これを利用している同業他社もある(例:東亞合成 (TOKYO:4045)の「アロンアルフア」)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)