伊藤忠エネクス Research Memo(6):前期は大阪カーライフの買収が寄与

Fisco

発行済 2015年07月09日 16:06

更新済 2015年07月09日 16:33

伊藤忠エネクス Research Memo(6):前期は大阪カーライフの買収が寄与

■業績動向 (1) 2015年3月期決算 伊藤忠エネクス (TOKYO:8133)の2015年3月期は売上高1,373,393百万円(前期比8.8%減)、営業利益13,100百万円(同10.3%増)、税引前利益12,155百万円(同12.2%減)、(親会社所有者に帰属する)当期利益5,503百万円(同22.7%減)で着地した。
売上高は前期比約1,332億円の減収だった。
内訳として、大阪カーライフグループ(株) (OCG)買収で新規連結による増収効果が約826億円あったものの、石油製品等の販売数量減少及び原油価格急落に伴う販売価格の下落による減収影響が約2,158億円あったことが響いた。
計画対比では約2,266億円の未達となった。
これは、数量減・価格下落に減収要因がそのまま計画対比での減収インパクトとして残った形だ。
営業利益は前期比約12億円の増益となった。
LPガスの在庫評価影響額がマイナス約23億円あったが、OCGの新規連結効果約14億円、増収効果約17億円、特殊利益約4億円で吸収した。
売上高が減収なのに増益効果というのはわかりにくいが、売上高の減収効果が大きく出たのはエネルギートレード事業の分野であるが、これはもともと利益への影響はほとんどない。
一方、利益影響の多い商品(電力など)は増収となり、それらの増益効果合計が約17億円だったということだ。
計画対比では約7億円の未達となったのはLPG在庫影響額によるものだ。
当期利益が前期比約16億円減益となったのは、繰延税金資産取崩影響がマイナス約9億円、前期特殊利益の反動減約9億円、各事業利益の減益約2億円(LPガス在庫影響マイナス23億円を含む)を、OCG新規連結効果約4億円で吸収した結果である。
計画対比では約21億円の未達であったが、ここでもLPガス在庫影響額のマイナス23億円が主要因となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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