キットアライブ Research Memo(1):伸長する国内クラウドサービス市場で販売を強化

Fisco

発行済 2023年05月30日 15:01

更新済 2023年05月30日 15:15

*15:01JST キットアライブ Research Memo(1):伸長する国内クラウドサービス市場で販売を強化 ■要約

キットアライブ (TYO:5039)は、札幌を拠点に、顧客管理(CRM)分野で世界最大手の米国企業Salesforce, Inc. (NYSE:CRM)が提供するCRMクラウドサービス「Salesforce」の「システム導入支援」及び「システム製品開発支援」の2軸で事業を展開している。
システム開発の全工程をワンストップで顧客に提供し、「Salesforce」の新規開発、機能追加、仕様変更などの継続的な支援を行う。
近年DX推進により大きく成長している国内のクラウドサービス市場に乗じて、全国の中小企業へリモートワークでの販売を拡大している。


1. 2022年12月期の業績概要
2022年12月期の業績は、売上高が前期比22.4%増の706百万円、営業利益は同62.2%増の183百万円、経常利益が同52.7%増の177百万円、当期純利益は同64.9%増の127百万円となった。
既存顧客からの追加受注により売上高が上昇したことや既存顧客からの案件増加による業務効率化で労務費が下降したため、2022年11月に売上高・利益ともに上方修正を発表していたが、これを若干上振れて着地した。


2. 2023年12月期の業績見通し
2023年12月期の業績は、売上高が前期比28.3%増の906百万円、営業利益は同3.0%増の188百万円、経常利益が同7.9%増の191百万円、当期純利益は同3.7%増の132百万円を見込んでいる。
売上高については、クラウドサービスの伸長や新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響からの回復に伴う商圏拡大により、2022年12月期より大幅な増収を見込んでいる。
利益面については、成長の原点であるITエンジニアの採用を優先していくため、2022年12月期とほぼ横ばいで伸び率を抑えた見通しとなっている。


■Key Points
・札幌を拠点として全国にクラウド型CRMを販売拡大し、順調に成長
・2023年12月期の業績は、既存顧客からの追加受注と案件増加に伴う業務効率化による上方修正を売上高・利益ともに上回る
・2023年12月期の業績は28.3%増収を見込むも、利益面ではITエンジニアの採用を優先し横ばいの水準の見通し

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存