Reuters
発行済 2023年06月01日 09:50
[31日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は31日、米製薬大手ファイザーが開発した呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンについて、60歳以上への使用を承認した。
後期臨床試験によると、このワクチンのRSV感染による疾患の発症を予防する有効性は、RSVの1つか2つの症状を持つ60歳以上の患者の間で67%、3つないし4つの症状を持つ重症患者の間では85.7%だった。
ファイザーは、米疾病対策センター(CDC)がワクチンの使用を承認後、次のRSV流行前の今年第3・四半期中に利用できるようにする見通し。ワクチンの価格については明らかにせず、推奨される年齢層を対象にした定期的な予防接種を支える価値に基づいた価格になるとした。
同社は同ワクチンの妊婦への接種でもFDAの承認を求めている。それにより乳幼児の感染が予防できる。承認されれば、重症化のリスクが最も高いグループの一つである乳児向けの初めてのRSVワクチンとなる。
FDAは1カ月ほど前に英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)のRSVワクチンを同じ60歳以上への使用で承認している。
が書いた: Reuters
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