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メディアS Research Memo(3):2000年に設立された老舗システム開発企業(2)

発行済 2023-06-01 13:03
更新済 2023-06-01 13:15
© Reuters.
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*13:03JST メディアS Research Memo(3):2000年に設立された老舗システム開発企業(2) ■会社概要

(b) FanTech
「ファン(Fan)」と「技術(Technology)」を融合させた造語である「FanTech」とは、ファン向けのテクノロジー製品を提供する手法を指し、具体的には、スマートフォンアプリやSNSなどを活用してスポーツ選手やアーティストたちのリアルタイムの情報を提供したり、コミュニケーションを促したりする「ファンエンゲージメントの強化」、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などを活用することで試合やイベントの臨場感を高める「ファンエクスペリエンスの向上」、ファンの嗜好や行動を分析する「マーケティングの最適化」などに活用する手法がある。


メディアシーク (TYO:4824)の「FanTech」の製品として、「S-applico(サプリコ)」「Scenario HARU」がある。
「S-applico」は、クリエイターがファンに動画コンテンツを届けるためのスマートフォンアプリで、このアプリを利用し、クリエイターが自身で専用アプリの開発を行い、オリジナルアプリをつくることで、ファンにクリエイター独自の動画を提供し収益化することができる。
クリエイターの収益モデルはサブスクリプション型の課金制と広告収入モデルを併用し、同社は、クリエイターとレベニューシェアパートナー※として携わる。
「Scenario HARU」は、タレントやアーティストとの恋愛をテーマにしたシミュレーションゲームなどの制作支援パッケージであり、これまで蓄積した制作・運営に関わるノウハウとシステムを汎用型パッケージとして提供している。
また、人気の俳優を起用した恋愛シミュレーションゲームの開発・配信を行っており、2023年3月にはタイの人気俳優を起用したゲームの配信を開始した。


※レベニュー(収入)をシェア(共有)するパートナーを意味し、相互に報酬・リスクを共有し、成功報酬型で報酬を分け合う契約を締結したパートナーのこと。



(c) HealthTech
「健康(Health)」と「技術(Technology)」を融合させた造語である「HealthTech」は、健康維持のために最新技術を取り入れ、効率的で質の高い医療サービスを提供するもので、具体的には、患者が遠隔地から医師の診断や治療を受けられる「テレヘルス」、身に着けたデバイスでデータを測定し、健康状態を管理する「ウェアラブルデバイス」、医療データを分析し効率的な診断や治療法の提供を行う「ビッグデータ解析」、手術のシミュレーションや教育のための「VR・ARの活用」などがある。


同社の「HealthTech」に関する製品としては、「宅トレ」「美尻サロン」などがある。
スマートフォンやタブレットを使用し、自宅で本格的なトレーニングができる「宅トレ」は、在宅勤務等による運動不足及び年齢や妊娠等による体形変化に対し、プロのトレーナー監修のトレーニングプログラムを提供することで、自宅で理想の体づくりに取り組むことができるほか、「美尻サロン」では理想の美尻づくりを目的とした9週間のトレーニングプログラムを利用できるサービスを提供している。


(4) ブレインテック・DTx
「脳(Brain)」と「技術(Technology)」をかけ合わせた造語である「ブレインテック」は、脳神経科学とITを融合し、脳計測や検査によるデータを解析し、脳の機能や活動を分析して新しい技術を開発し応用するもので、具体的な応用分野は、「ニューロフィードバック」、脳波を検出してそれを制御信号として利用し、人工手足・車いす装置をコントロールする技術である「脳神経インターフェース」、脳の機能や病気の状態を把握して治療に生かす「脳疾患治療」などがある。
主にモバイルアプリケーションやセンサー、クラウドなどの技術を活用し、特定の疾患治療や予防を行う「DTx」は、患者が自身のデバイスを用い、慢性疾患、精神疾患、依存症などの治療に活用するものである。


同社は、2016年から先駆的にブレインテックの分野に取り組み、ヘルスケア・教育・スポーツ向けアプリ「ALPHA SWITCH」及び企業向け「ALPHA SWITCH PRO」を展開しており、この分野においてはサスメド (TYO:4263)などと競合する。
これまで取り組んできたブレインテックの技術やノウハウの蓄積をもとに、アプリを利用した治療の実現を目指してDTxに注力する。
2022年に医療機器製造業者として東京都に登録された同社グループは、大学医学部や製薬会社等との業務提携を強化し、ブレインテックのなかでも技術としての実現化の可能性が高い中枢神経系の病気(慢性疼痛、てんかん、認知症、パーキンソン病、うつ病、ALS※)をターゲットに実験を積み重ね、治療用アプリの薬事承認と保険適用(保険収載)が可能な技術を目指す。


※筋萎縮性側索硬化症のこと。
筋肉そのものではなく運動系の神経に障害をきたす病気で、手足などの筋肉や呼吸に必要な筋肉がやせ細っていく。



(5) ベンチャーインキュベーション
同社は、出資したスタートアップ企業やベンチャー企業に対し、投資だけではなく、財務、人材、システム構築などあらゆる必要な支援を行いながら一緒に活動していく方針であるため、厳しいスクリーニングを行ったうえで、年間1、2社に絞って投資を行う。
同社は、独自技術をもつ有望なスタートアップ企業やベンチャー企業に対し、IPO実現まで一緒に取り組む支援体制を整えたインキュベーションサービスを提供し、最終的にIPO実現によるキャピタルゲインを得ることで収益を得る。


これまで同社グループは、バンダイネットワークス(株)(現在は(株)バンダイナムコエンターテインメントに吸収合併)、トラスト (TYO:3347)、ダイヤモンドダイニング(現 DDホールディングス) (TYO:3073)、JIG-SAW(ジグソー) (TYO:3914)、Link-U (TYO:4446)、デリバリーコンサルティング (TYO:9240)の6社を上場へと導き、1社をバイアウトした実績がある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)

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