GセブンHD Research Memo(5):財務基盤は安定、手元キャッシュの範囲内でM&Aを模索

Fisco

発行済 2023年06月05日 13:45

更新済 2023年06月05日 14:00

*13:45JST GセブンHD Research Memo(5):財務基盤は安定、手元キャッシュの範囲内でM&Aを模索 ■業績動向

2. 財務状況と経営指標
G-7ホールディングス (TYO:7508)の2023年3月期末の総資産は前期末比3,056百万円増加の57,202百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産は現金及び預金が1,345百万円減少した一方で、商品及び製品が1,128百万円、売掛金が403百万円それぞれ増加した。
固定資産は有形固定資産が2,187百万円増加したほか、敷金及び保証金が407百万円増加した。


負債合計は前期末比1,046百万円増加の30,444百万円となった。
役員退職慰労引当金が653百万円減少した一方で、資産除去債務が1,600百万円増加した。
また、純資産合計は同2,010百万円増加の26,757百万円となった。
親会社株主に帰属する当期純利益3,824百万円の計上と配当金1,674百万円の支出等により、利益剰余金が2,151百万円増加した。
また、G-7 リコス・ストアズを完全子会社化したことにより、非支配株主持分152百万円がなくなった。


経営指標を見ると、自己資本比率が前期末比1.4ポイント上昇の46.8%となり、有利子負債比率は同3.0ポイント低下の34.8%となるなど財務体質はやや改善した。
ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債)は減少したものの60億円を超えており、財務の健全性は高いと判断される。
同社は手元資金の使途については、既存事業への投資や株主還元に加えて、M&Aにも活用する方針としており、予算枠として70億円程度を確保している。
M&Aの対象としては既存事業で商圏拡大につながる案件や、シナジーが期待できる周辺領域の事業を想定しており、前向きに検討を進めている状況にある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存