ゲームストップがファーロングCEO解任、株価は急落

Reuters

発行済 2023年06月08日 07:15

更新済 2023年06月08日 12:28

[7日 ロイター] - ゲーム販売の米ゲームストップは7日、マット・ファーロング最高経営責任者(CEO)を解任し、富豪で大株主のライアン・コーエン氏を執行会長とする人事を行った。解任の理由は明らかにしておらず、ロイターからの問い合わせにも返答していない。

これを受け同社株価は時間外取引で20%下落した。

ファーロング氏はアマゾン・ドット・コム出身で、2021年にゲームストップに加わった。

コーエン氏は21年以降、ゲームストップの会長を務めており、同社の電子商取引事業への移行を主導するとともに、アマゾン出身者を経営幹部に招く上で中心的な役割を果たしてきた。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、マイケル・パクター氏は「戦略性の完全な欠如が見て取れる。彼らは『アマゾンのように』なりたがっていて、ジェナ・オーウェンス氏やマイク・レクペロ氏、ファーロング氏らを相次いで採用してきた」と指摘した。