コニシ Research Memo(8):設備投資、株主還元の数値目標も設定(2)

Fisco

発行済 2023年06月28日 14:28

*14:28JST コニシ Research Memo(8):設備投資、株主還元の数値目標も設定(2) ■コニシ (TYO:4956)の新中期経営計画

4. 資金配分計画と主な設備投資
(1) 資金配分計画
今回の中期経営計画では、成長に必要な設備投資に加え、安定的な配当と自己株式取得により株主還元を強化する。
資金配分としては、設備投資(3年累計)に150億円(内訳の詳細は下記参照)、株主還元(同)に総還元性向平均60%となる120億円(うち自己株式取得に60億円=過去最大、配当60億円=配当性向30%)を使う予定だ。


一方で、資金の源泉としては、すべてを中期経営計画期間内の営業キャッシュ・フローで賄う計画だ。


(2) 設備投資
生産能力の増強および効率化・合理化、DXの推進のために、過去最大規模(3年累計150億円)の設備投資を行う予定。
主な投資案件は、現時点では以下のようになっている。


1) 生産・物流体制の強化(95億円)
○「コニシ栃木工場」新製造所・物流倉庫の建設 (2025年4月稼働予定)
・水性形接着剤の生産能力の増強 (現生産能力の1.5倍)
・生産工程、充填、入出庫作業の自動化 (省人化によるコスト削減)
・水性形接着剤の生産2拠点化(滋賀・栃木)によるBCP対策と東日本エリアへの配送効率向上
○「サンライズ小山工場」シーリング材製造設備の増設 (2025年4月稼働予定)
・コニシ製シーリング材の生産2拠点化 (滋賀・栃木)
・既存設備の増設(生産効率向上、省人化によるコスト削減)
○「ウォールボンド工業」新工場・新物流倉庫の建設 (2024年4月稼働予定)
・老朽化対策 および生産工程、入庫作業の自動化(省人化によるコスト削減)

2) DXの推進(25億円)
○ 新基幹システムの導入 (2025年4月導入予定)
・現在の課題、ビジネス環境等を考慮した効率的・合理的なシステムの導入

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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