CRGHD Research Memo(9):人と企業のニーズとの最適なマッチングによって企業業績や競争力の向上に寄与

Fisco

発行済 2023年07月06日 12:49

更新済 2023年07月06日 13:00

*12:49JST CRGHD Research Memo(9):人と企業のニーズとの最適なマッチングによって企業業績や競争力の向上に寄与 ■今後の見通し

2. 中期成長戦略
CRGホールディングス (TYO:7041)は、「人のチカラとIT」の融合を事業方針として掲げている。
社会に向けて人材を提供するだけではなく、「労働市場での需給調整機能とその高度化」という、より踏み込んだ役割を果たしていきたいという考えである。
企業にとって人材採用の重要性はますます高まっており、そのニーズも加速度的に高度化、複雑化している。
一方で、働き手のライフスタイルや価値観も多様化しており、それぞれの就業ニーズに応じた仕事を提供することは、決して容易ではない。
そのため、同社は、人材マッチングと就業管理という中核機能を通じて、複雑化する人と企業それぞれのニーズを結びつけていく考えである。
最適なマッチングによって、企業の業績や競争力の向上に寄与するとともに、働く一人ひとりが将来に希望を持てる社会を実現することで、日本の労働市場を一層豊かにすることに取り組んでいくようだ。


基本方針は、「派遣領域の拡充」「派遣領域の請負化」「サービスの拡充」の3つである。
この基本方針のもと、中長期的な人手不足を見据え、事業ポートフォリオの見直しを実行し、高い利益率の実現を目指していく。
具体的には、人材派遣紹介事業と製造請負事業をベースに、同社の強みである「ユニット型派遣」、BPO、障がい者サポート、IT・Techといった事業を積み上げていくイメージである。


先述のとおり、2023年9月期第2四半期においても各種施策が順調に進捗した。
「派遣領域の拡充」に関しては、機械製造業界、食品製造業界へと派遣先業界を拡大している。
「サービスの拡充」に関しては、新規事業として立ち上げた「リゾートワーク事業」、BPOセンターの運営体制の強化とナレッジの蓄積を着実に推し進めた。
また、2022年11月に完全子会社化したオシエテにおいては、顧客企業のIR活動を包括的に支援する「OCiETe IR」を新規サービスとして開始している。
「派遣領域の請負化」に関しても派遣から入って当該事業を請け負うという流れが着実に進行した。


新規事業の立ち上げは順調な進捗を見せており、2024年9月期頃からの収益貢献を見込んでいる。
中長期的には、M&Aも活用した新規事業の継続的な立ち上げによって、同社の収益性が向上していくものと弊社は見ている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

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