アクセル---VIA Technologies Japanと組み込み機器向けAI推論プラットフォームを共同開発

Fisco

発行済 2023年07月21日 10:47

更新済 2023年07月21日 11:00

*10:47JST アクセル---VIA Technologies Japanと組み込み機器向けAI推論プラットフォームを共同開発 アクセル (TYO:6730)は20日、VIA Technologies Japanと、組み込み機器向けのAI推論プラットフォーム開発を共同で行うことを発表。


組み込み機器は主にエッジ端末として使われ、AI推論を処理する。
AIモデルを量子化することにより、メモリー効率と演算の並列度が上がり、全体の処理時間が短縮できる。


同社のailia SDKは、この度、新たに量子化されたモデルを扱うために、Tensorflow Lite(TFLite)フォーマットに対応したランタイムを追加した。
Android端末向けAPIを使用することで、NPUのような専用アクセラレータを使用した高速推論が可能となる。


VIAは、エッジAI向けのソリューションとして、Mediatek製組み込み向けSoCであるGenioシリーズ搭載システムを収めたARTiGO A912シリーズや、Genioシリーズを採用したSOM(System-On-Module)などをラインナップしている。
Genio SoCには専用のAIアクセラレータ(APU)をハードウェア実装しており、AI処理の高速化を可能にする。


両社はすでにGenio 1200を搭載したARTiGO A912とGenio 500を搭載したARTiGO A950にTFLiteランタイム版のailia SDK上で物体検知、画像認識等のAI推論を実証し、期待通りの推論速度を確認できている。
今後も、モデルの拡充に向け、両社で活動を進める。


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