エスプール Research Memo(2):人材ソリューション事業の低迷をビジネスソリューション事業の好調でカバー

Fisco

発行済 2023年08月02日 12:22

*12:22JST エスプール Research Memo(2):人材ソリューション事業の低迷をビジネスソリューション事業の好調でカバー ■業績動向

1. 2023年11月期第2四半期累計の業績概要
エスプール (TYO:2471)の2023年11月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比3.9%減の13,132百万円、営業利益で同4.6%減の1,493百万円、経常利益で同1.1%減の1,551百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同横ばいの1,030百万円となった。
事業セグメント別では、人材ソリューション事業がスポット案件の落ち込みにより2ケタ減収減益と大きく落ち込んだが、ビジネスソリューション事業が障がい者雇用支援サービスを中心に2ケタ増収増益と好調に推移したことにより、営業利益で会社計画を若干超過した。


売上総利益率は収益性の高い障がい者雇用支援サービスの売上構成比上昇(19.5%→24.8%)により、前年同期の32.2%から34.2%に上昇した。
一方、販管費率は新規事業の先行投資や人員体制強化に伴う人件費の増加等より同20.7%から22.9%に上昇し、この結果、営業利益率は同0.1ポイント低下の11.4%となった。
営業利益の前年同期比増減要因を見ると、障がい者雇用支援サービス(前年同期比207百万円増)、環境経営支援サービス(同74百万円増)、その他のビジネスソリューション(同81百万円増)が増益となり、人材アウトソーシングサービス(同300百万円減)や広域行政BPOサービス(先行投資増で同70百万円減)の減益及び本社共通費用の増加(同63百万円減)をカバーした。
また、営業外の助成金収入が同55百万円増の74百万円となり、経常利益の期初計画からの上振れ要因となっている。
なお、四半期業績の推移を見ると、第2四半期(2023年3月-5月)の営業利益は前年同期比16.3%増の1,040百万円となり、4四半期ぶりに過去最高益を更新した。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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