改めて決算内容を評価した物色に向かわせよう

Fisco

発行済 2023年08月14日 08:34

更新済 2023年08月14日 08:45

*08:34JST 改めて決算内容を評価した物色に向かわせよう  14日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。
11日の米国市場はNYダウが105ドル高、ナスダックは93ポイント安だった。
7月の生産者物価指数(PPI)が予想を上回る伸びとなったため、利上げ終了期待が後退したとの見方から売り優勢の相場展開だった。
NYダウはその後上昇に転じたものの、金利上昇でハイテクは引き続き弱く終日軟調に推移し、まちまちで終了。
シカゴ日経225先物清算値は、大阪比105円安の32455円。
円相場は1ドル144円90銭台で推移している。


 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。

日経225先物はナイトセッションで一時32810円まで買われる場面も見られたが、その後は軟化し、節目の32500円はキープできなかった。
25日線が位置する32500円辺りでの底堅さを見極めることになりそうだ。
また、先週はバイデン米大統領が量子コンピューターや人工知能(AI)分野の一部の中国企業への米国の投資を規制する大統領令に署名したと報じられ、ハイテク株の弱さが目立っていた。
週末の米国市場では引き続き半導体株の弱さが目立っていたこともあり、半導体株や生成AI関連などの動向を見極めることになりそうだ。


 一方で、円相場が1ドル144円90銭台と円安に振れて推移するなか、自動車など輸出関連などに資金がシフトしやすいだろう。
また、インバウンド関連への物色についても先週の急伸の反動はあるだろうが、資金は向かいやすいと考えられる。
そのため、相対的にはTOPIX型優位の展開が意識されそうだ。
日経平均が32500円処でのこう着が意識されるなか、TOPIX型の買いによるスプレッド狙いの動きが入りやすいと考えられる。


 なお、10日の決算発表でピークを通過したことから、改めて決算内容を評価した物色に向かわせそうだ。
決算の初動で大きく明暗を分ける格好となったが、利食いから大きく調整していた銘柄などへは、自律反発狙いの買いが入りやすいところである。
そのほか、10日の引け後に決算を発表したところでは、日ペHD (TYO:4612)、フジクラ (TYO:5803)、OKI (TYO:6703)、ダイコク電 (TYO:6430)、北越コーポ (TYO:3865)、アルファCo (TYO:3434)、西鉄 (TYO:9031)、TSテック (TYO:7313)などが注目されそうだ。

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存