日経平均は反発、米株高や円安が株価支援要因に

*15:30JST 日経平均は反発、米株高や円安が株価支援要因に 日経平均は反発。
昨日14日の米株式市場でNYダウは3日続伸。
根強い利上げ終了期待で買い優勢となった。
中国の景気懸念や長期金利の上昇が重しとなったが、主要小売り企業の決算発表を控え、下値は限定的だった。
また、ニューヨーク連銀の7月消費者調査を受け、金利先高観が緩和したためハイテクは終日堅調に推移した。
米株式相場を受けた今日の日経平均は312.62円高からスタート。
米株高に加え、朝方発表された4-6月期GDP速報値が予想を上回る伸びだったことも株価支援要因となった。
また、外為市場で一時1ドル＝145円50銭台と、昨日15時頃と比べ70銭ほど円安・ドル高水準となったことが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となり、今日の日経平均は上値はやや重かったが、終日、下値の堅い展開となった。


大引けの日経平均は前日比178.98円高の32238.89円となった。
東証プライムの売買高は12億8372万株、売買代金は3兆675億円だった。
セクターでは海運業、鉄鋼、その他金融業などが上昇。
一方、ガラス土石製品、石油石炭製品、金属製品などが下落した。
東証プライムの値上がり銘柄は全体の57％、対して値下がり銘柄は38％となった。


個別では、荏原製 (TYO:6361)、イビデン (TYO:4062)、芝浦 (TYO:6590)、ディスコ (TYO:6146)、東電力HD (TYO:9501)、アドバンテスト (TYO:6857)、東エレク (TYO:8035)、ファーストリテ (TYO:9983)、郵船 (TYO:9101)、JR東海 (TYO:9022)、ルネサス (TYO:6723)が上げた。
個別の材料では、第1四半期売上高が79.5％増となったレアジョブ (TYO:6096)、第1四半期営業利益が37.4％増となったFFJ<
7092>、第1四半期営業利益が7.17億円と前年同期の0.18億円の赤字から黒字に転じたチェンジHD (TYO:3962)、上半期営業利益が前年同期比3.7倍となったギフティ (TYO:4449)、同じく24.2％増となった荏原製 (TYO:6361)、23年12月期業績予想を上方修正したメドレー (TYO:4480)、日機装 (TYO:6376)、発行済株式数の10.0％上限の自社株買いを発表した日本郵政 (TYO:6178)が買われた。


一方、ダブル・スコープ (TYO:6619)、電通グループ (TYO:4324)、エムスリー (TYO:2413)、メルカリ (TYO:4385)、ダイキン (TYO:6367)、楽天グループ (TYO:4755)が下げた。
個別の材料では、第1四半期営業損益が3.65億円の赤字となったフェイスNW (TYO:3489)、第1四半期営業利益が42.2％減となったDスタンダード (TYO:3925)、第1四半期純利益が13.5％減となったシチズン (TYO:7762)、上半期営業利益が0.9５減と第1四半期の2.8倍から減益に転じたWSCOPE (TYO:6619)、23年12月期業績（利益）予想を下方修正した電通グループ (TYO:4324)、ペッパー<
3053>、フジオフード (TYO:2752)が軟調な展開となった。