(内容を追加しました) [ニューヨーク 5日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17540.47(‐10.22) 前営業日終値 17550.69(‐47.51)
ナスダック総合 .IXIC 終値 5139.95(+34.40) 前営業日終値 5105.55(‐9.83)
S&P総合500種 .SPX 終値 2099.84(+6.52) 前営業日終値 2093.32(‐4.72)
5日の米国株式市場は、S&P総合500種とナスダック総合が4営業日ぶりに反発 。ハイテク株の上昇が主導した。 ダウ工業株30種は小幅安で終了。ウォルト・ディスニー DIS.N が約7年ぶりの大 幅な下げとなったことに圧迫された。
ダウ工業株30種 .DJI は10.22ドル(0.06%)安の1万7540.47ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は34.40ポイント(0.67%)高の5139.9 5。 S&P総合500種 .SPX は6.52ポイント(0.31%)高の2099.84。
グーグル GOOGL.O が1.8%高、フェイスブック FB.O は2.5%高、アップル
ディズニーはケーブル・ネットワークス部門の利益見通し引き下げが響き9.2%下 落。2008年12月1日以来の下落率を記録した。つれてコムキャスト CMCSA.O が4 .7%安、ディスカバリー・コミュニケーションズ DISCA.O が12.1%安、21世紀 フォックス FOXA.O が7%安となるなど、ケーブルテレビ株が売りを浴びた。
太陽光発電モジュール製造のファースト・ソーラー FSLR.O は四半期売上高・利益が 急増し、通期業績見通しもアナリスト予想を上回ったため、16.7%上がった。
天然ガスのチェサピーク・エナジー CHK.N は12.1%下落。多額の債務や支出へ の懸念が広がった。
トムソン・ロイター・エスティメーツの最新データによると、S&P500のハイテ ク・セクターの第2・四半期利益は5.3%増となったとみられ、7月1日時点に予想さ れていた2.1%増から上振れた。 スタイフェル・ニコラウスのポートフォリオマネジャー、チャド・モーガンランダー 氏は「ハイテク株には、利益見通しが改善したため循環物色の波が来ている」とみている 。 ただ、前日までの明確な売り圧力に比べて株価の反発は小幅にとどまったとの見方を 示した上で、中国経済の減速がコモディティ関連株を中心に引き続きマイナス材料として 働いていると指摘した。
一方で同氏はディズニーについて、過去数カ月で相当大幅に値上がりしてきたので株 価の調整が入っても不思議ではないと説明した。 ディズニー株は年初来でみるとなお17.3%高となっている。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1542で上げ1518、ナスダックが 上げ1606で下げ1203だった。
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約72 億株で、過去5営業日平均の67億8000万株を上回った。