[東京 6日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 20664.44 +50.38 寄り付き 20768.77 安値/高値 20664.44─20817.48
TOPIX .TOPX 終値 1673.58 +7.73 寄り付き 1679.39 安値/高値 1673.58─1688.07
東証出来高(万株) 250878 東証売買代金(億円) 30875.69
東京株式市場で日経平均は続伸。上げ幅は一時200円を超え、7月21日以来2週間超 ぶりに2万0800円台を回復する場面があった。ドル高/円安進行を支えに主力株に買 いが先行。TOPIX、JPX日経インデックス400はともに年初来高値を更新した。 ただ利益確定売りに上値は重く、引けにかけ上げ幅を縮小。日経平均は安値引けとな った。
前日の米国市場で1ドル125円台を回復した為替を手掛かりに輸出関連株を中心に 幅広く買われた。決算を受けて前日に売られたトヨタ 7203.T が4日ぶりに反発したほか 、ホンダ 7267.T やキヤノン 7751.T なども堅調。ファナック 6954.T も買われ、日経平 均を25円程度押し上げた。
ただドル/円が伸び悩むと日本株も上げ幅を縮小。上海総合指数 .SSEC などさえな いアジア株も重しとなった。「米雇用統計の発表を前に日経平均2万0800円を大きく 上抜けるほどの勢いはない。一方、個別銘柄では決算などを手掛かりに大型株でも株価を 飛ばすケースが目立つ。局所的なバブルが生じているようだ」(SBI証券シニアマーケ ットアナリストの藤本誠之氏)との見方があった。
個別銘柄では、明治ホールディングス 2269.T が上場来高値を更新。主力商品群の売 り上げ好調を背景に今期業績予想を上方修正したほか、1対2の株式分割を発表し、材料 視された。4─6月期の好決算と自社株買いを発表したNTT 9432.T も堅調。
半面、 グリー 3632.T は大幅安。5日発表した2015年6月期連結決算で最終損 益が103億円の赤字(前期は173億円の黒字)となり、10億円の黒字としてきた従 来の予想から大幅に下振れたうえ、上場来初の最終赤字となったことが嫌気された。
東証1部騰落数は、値上がり1081銘柄に対し、値下がりが678銘柄、変わらず が130銘柄だった。
(杉山容俊)