米ファイザーのRSVワクチン、EUが妊婦と高齢者への接種承認

Reuters

発行済 2023年08月25日 12:25

[24日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は24日、米製薬大手ファイザーが開発した呼吸器合胞体ウイルス(RSV)向けワクチンについて、新生児保護のための妊婦と高齢者への接種を承認した。妊婦への接種で生後6カ月までの乳児を感染と重症化から守ることができる。

RSVは通常は軽い風邪のような症状を引き起こすが、乳幼児と高齢者では肺炎の主要な原因となっており、入院患者と死者が毎年数千人に上っている。

米食品医薬品局(FDA)は今週、このワクチンを新生児保護のため妊婦に接種することを承認した。