ウォルマートとヒューゴ・ボス調査、強制労働巡り カナダ機関

Reuters

発行済 2023年08月25日 15:04

[オタワ 24日 ロイター] - カナダ企業の人権侵害などを調査する機関、責任ある企業のためのカナダ・オンブズパーソン(CORE)は24日、米ウォルマートと独ヒューゴ・ボスのカナダ法人について、サプライチェーンなどでウイグル人への強制労働の疑いがあり調査していると明らかにした。    昨年6月の民間28団体による苦情を踏まえ、一次報告を公表した。イタリアのOTB傘下のファッション企業ディーゼルのカナダ法人も調査する。既にナイキ・カナダ、ダイナスティ・ゴールド、ラルフ・ローレンについても調査に入っている。    ウォルマート・カナダは、サプライチェーンにおいていかなる強制労働も容認しないとの立場を表明。声明で「苦情で言及されている組織は、公表されている当社のサプライチェーンにはない」と説明した。ディーゼルとヒューゴ・ボスは、コメントしていない。