[２５日 ロイター] - 米食品宅配オンラインサービスのインスタカートは２５日、米証券取引委員会（ＳＥＣ）に提出した米市場での新規株式公開（ＩＰＯ）申請書類を公開した。中核事業が黒字に転じたことや米清涼飲料大手ペプシコが出資することが明らかになった。
ペプシコは転換優先株１億７５００万ドル相当を取得することで合意した。
１─６月期の売上高は前年同期比３１％増の１４億８０００万ドル。広告収入などが２４％増加し４億０６００万ドルだった。純損益は２億４２００万ドルの黒字。前年同期は７４００万ドルの赤字だった。
数日前にはソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アームも米ＩＰＯ申請書類を公開している。
インスタカートはアームやマーケティング自動化プラットフォームを手がけるクラビヨと同様に９月に上場する見通し。成功すれば、すでに回復の兆しが見られている米ＩＰＯ市場の活性化につながりそうだ。
インスタカートは米ナスダック市場にティッカーシンボル「ＣＡＲＴ」で上場する。主幹事はゴールドマン・サックスとＪＰモルガン。