[28日 ロイター] - 豪資源会社フォーテスキューが28日発表した通期(6月30日まで)決算は、利益が過去3年間で最低水準となった。成長戦略の柱である西オーストラリア州のアイアンブリッジ磁鉄鉱プロジェクトに関する多額の一時的なコストが圧迫した。
金属部門の責任者で共同最高経営責任者(CEO)のフィオナ・ヒック氏の辞任も発表した。過去2年間、経営陣の交代が続いている。
通期は23%の減益だった。鉄鉱石価格の下落と、アイアンブリッジプロジェクトに関連する7億2600万ドルの減損費用が響いた。
税引き後の基礎的純利益は48億ドルで、前期の62億ドルから減少。リフィニティブがまとめた予想の56億4000万ドルも下回った。
最終配当は1株当たり1.00豪ドル。前期は1.21豪ドル。