百度など中国ハイテク4社、チャットボットを一般公開

Reuters

発行済 2023年08月31日 14:47

更新済 2023年08月31日 17:37

Josh Ye Urvi Manoj Dugar

[31日 ロイター] - 中国のインターネット検索大手の百度(バイドゥ)やセンスタイム・グループなどハイテク大手4社は31日、人工知能(AI)を活用したチャットボット(自動応答システム)を一般公開した。

中国当局から認可を得た。中国政府は米国と競争する形でチャットボットの利用を推進している。

バイドゥは「文心一言(アーニー・ボット)」の一般向け提供を始めた。文心一言は発表後、中国におけるアップルのアプリ配信システム「アップストア」の無料アプリ部門でトップになった。

センスタイムも「全てのユーザーが完全に利用できる」と表明した。

中国ではAI製品発表に当たり企業がセキュリティー評価を当局に提出して許可を得る必要がある。

AIスタートアップの百川智能と智譜AIもチャットボットを31日に正式にローンチする。当局の認可は取得済みという。

国内メディアによると、短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の親会社、北京字節跳動科技(バイトダンス)や騰訊控股(テンセント・ホールディングス)など、計11社が政府の認可を取得した。