香港で事業閉鎖や休校、超大型台風接近 さらなる警報引き上げも

Reuters

発行済 2023年09月01日 13:26

更新済 2023年09月01日 14:27

[香港 1日 ロイター] - 香港では1日、超大型台風「サオラ―」の接近に伴い、当局が警報を「シグナル8」に引き上げた。大方の事業が閉鎖し、学校は休校となり、株式市場も取引が中止された。

サオラーは風速約55メートルで、香港と隣接する中国・広東省の沿岸に向かって進んでいる。中国当局は前日、最も高い台風警報を発令した。

香港の気象当局によると、1日から2日朝にかけて香港に接近し、急激な天候悪化が見込まれるという。

中国当局はサオラーが強い勢力を伴い1日夜か2日朝に広東省の沿岸部に上陸する可能性があるとし、最高レベルの警報を維持した。

香港当局は警報のさらなる引き上げを検討するとしている。

香港の警報は1、3、8、9、10の5段階で数字が大きくなるほど勢力が強い。

IT(情報技術)企業が集積する広東省深セン市は1日午後から企業や金融市場の活動を停止した。