[1日 ロイター] - 米薬局チェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは1日、ロサリンド・ブリュワー最高経営責任者(CEO)が退任したと発表した。
ウォルグリーンは2021年3月、米コーヒーチェーン大手スターバックスの幹部だったブリュワー氏をCEOに迎え入れた。退任は双方の合意に基づく決定だとしたが、詳細は明らかにしていない。
ウォルグリーンが後任探しを進める間、ジンジャー・グラハム筆頭独立取締役が暫定CEOを務める。
ウォルグリーンの株価は年初から約32%下落している。新型コロナウイルス検査とワクチン需要の予想以上の落ち込みが薬局部門に打撃となっている。ブリュワー氏の就任以来、株価は約47%下落した。
ブリュワー氏は「フォーチュン500」企業で数少ない黒人女性CEOとして注目された。同氏は退職金900万ドルを受け取り、2024年2月まで同社の特別顧問となる。この間コンサルティング費用として月額37万5000ドルが支払われるという。