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米国株の空売り、8月は148億ドルの利益=情報分析会社

発行済 2023-09-06 09:45
更新済 2023-09-06 09:54
© Reuters.  9月5日、  情報分析会社オルテックスによると、米国株の空売りによる収支は8月に148億ドルの利益となり、不振だった6─7月から好転した。米ウオール街で2013年10月撮影
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[5日 ロイター] - 情報分析会社オルテックスによると、米国株の空売りによる収支は8月に148億ドルの利益となり、不振だった6─7月から好転した。

6月は370億ドルの損失、7月は165億ドルの損失だったが、8月は米国株の上昇基調が止まり、空売り投資家に追い風が吹いた。

© Reuters.  9月5日、  情報分析会社オルテックスによると、米国株の空売りによる収支は8月に148億ドルの利益となり、不振だった6─7月から好転した。米ウオール街で2013年10月撮影(2023年 ロイター/Carlo Allegri)

S&P総合500種は月間で7月まで5カ月連続で上昇していたが、8月は下落。米国債利回りの上昇がアップルやマイクロソフトといった大型グロース株を圧迫した。

8月に空売りによる利益が最も大きかった個別銘柄はジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)で、空売り筋は約13億ドルを稼ぎ出した。

半面、空売りによる損失が最大だった個別銘柄はエヌビディアで、損失額は5億4000万ドルだった。エヌビディアが250億ドルの自社株買いと予想を上回る四半期売上高見通しを発表したことを受け、同社株は最高値水準に上昇した。

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