Emma Pinedo Belén Carreño
[マドリード 6日 ロイター] - スペインのカルビニョ経済相は6日、サウジアラビアのSTCグループによるスペイン大手通信事業者テレフォニカへの9.9%出資について調査していると明らかにした。
STCは5日、テレフォニカへの出資を発表、同社の筆頭株主となる可能性が高まった。
カルビニョ経済相は、5日にSTCから政府に報告があったと記者団に説明。「テレフォニカはスペインにとって戦略的企業であり、政府は国の戦略的利益の維持を優先するため必要な全てのメカニズムを適用する」と述べた。
政府は5%以上の株式取得案件に介入が可能。テレフォニカがスペインの防衛産業にサービスを提供していることを踏まえると、政府は株式取得を阻止する可能性がある。