英たばこ大手BAT、ロシア事業を現地経営者に売却

Reuters

発行済 2023年09月07日 20:06

Emma Rumney

[ロンドン 7日 ロイター] - 英たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は7日、ロシアとベラルーシの事業をロシアの経営陣が率いるコンソーシアムに売却すると発表した。

「キャメル」や「ラッキーストライク」などの銘柄を販売するBATは、ロシアのウクライナ侵攻を受けて2022年3月、世界4位のたばこ市場であるロシアから撤退することを約束した。

ロシアで25%弱のシェアを持っていたBATは、国内法および国際法に従い、事業売却に正式に合意したと発表。

声明で「売却完了後、BATはロシアとベラルーシに拠点を持たず、これらの市場での継続的な販売から金銭的利益を得ることはない」とした。来月中に売却が完了する見込みという。