米エヌビディア、印リライアンスやタタと提携 AIインフラ構築

Reuters

発行済 2023年09月08日 19:46

更新済 2023年09月09日 01:09

Munsif Vengattil Dhwani Pandya

[ベンガルール 8日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは8日、インドの大手財閥リライアンス・インダストリーズおよび有力財閥タタ・グループとAI(人工知能)分野で提携すると発表した。インドでの大規模言語モデルの開発、生成アプリやクラウド・インフラプラットホームの構築で協力する。

大規模言語モデルは大量のテキストデータを使ってトレーニングされた自然言語処理システムで、質問に答えたり、新たなテキストを生成できる。

リライアンスとの提携では、エヌビディアが演算能力を提供し、リライアンス傘下の通信会社ジオがAIインフラの維持管理や顧客対応を担当する。

エヌビディアは「リライアンスは、4億5000万のジオの顧客向けにAIアプリやサービスを開発し、インド国内の科学者や開発者、スタートアップにエネルギー効率の良いAIインフラを提供する」と述べた。

リライアンスのムケシュ・アンバニ会長はかねて、AIの膨大な演算処理に対応できるデジタルインフラがインドには必要と指摘していた。エヌビディアとの提携により、リライアンスは最新のAIチップを利用できる。