[ロンドン 22日 ロイター] - 英国の競争・市場庁(CMA)は22日、米マイクロソフトがゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収認可を取得するために提示した改善策について、買収認可への「扉を開く」ものだと表明した。
CMAは4月、過度な市場支配に対する懸念を理由にマイクロソフトによるアクティビジョン買収を阻止。これを受け、アクティビジョンは8月、ストリーミング権をフランスのゲーム開発会社ユービーアイソフトに売却することに同意した。
CMAはこれについて「従来の懸念に大いに対処するものだ」と表明。「一部の懸念要因が残っているが、CMAはマイクロソフトが提出した改善策で問題に対処できるとの暫定的な結論を下した」と述べた。
マイクロソフトは「今回の前向きな動きは心強い」と表明。
CMAはユービーアイソフトとの合意の一部が履行されない懸念が残るとしているが、マイクロソフトはこの点についても改善策を示しており、CMAは今後、こうした措置を検討した上で最終決定を下す。