[ロンドン 26日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバルは26日、欧州の金利上昇が域内の企業や銀行の信用格付けを圧迫するとの見解を示した。
資金調達条件が厳しくなるにつれて、企業の信用の質が悪化し、特に投機的格付け企業で顕著になるとリポートで指摘した。
「不動産は依然として最も弱いセクターの一つだ。欧州の銀行は資産の質が悪化する一方で、貸倒損失は正常化する程度にとどまるだろう」との見方を示した。
欧州の投機的等級債券のデフォルト率は徐々に上昇し、8月の3.4%から2024年6月には3.75%に達すると予想した。