アラメダ元CEO、FTX創業者が顧客資金流用を指示と証言

Reuters

発行済 2023年10月11日 12:19

Luc Cohen Jody Godoy

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業大手FTXトレーディング創業者のサム・バンクマンフリード被告が詐欺罪などに問われた刑事裁判で、同被告の投資会社アラメダ・リサーチのキャロライン・エリソン元最高経営責任者(CEO)は10日、FTXの顧客資金を無断で流用するよう同被告から指示を受けたと証言した。

エリソン氏によると、アラメダは債務の返済や投資を目的としてFTXの顧客向けの資金約100億ドルを受け取った。これらの資金は、FTXに設定された650億ドルの融資枠や、FTXの顧客がアラメダの銀行口座に預けた資金から獲得したという。