Libby George
[ロンドン 12日 ロイター] - イスラエル開発公社(イスラエル・ボンズ)は、同国がイスラム組織ハマスによる大規模な攻撃を受けて以降、ディアスポラ債(海外居住のユダヤ人向け債券)の発行により2億ドルを調達したと明らかにした。
同公社によると、発行した債券のうち1億5000万ドルを米国の州・地方政府が購入した。公社の責任者は「多くの州は反応が素早く、需要はその時点で販売可能だった債券の量を超えた」と説明した。
イスラエルは10日、ハマスとの戦争で自国を支援するためディアスポラ債の販売を開始した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、戦争を受けてイスラエル債の債務不履行に対する保険コストは11日に109ベーシスポイント(bp)と、ハマスによる攻撃前に比べて80%余り上昇し、2013年11月以来の最高水準に達した。