[北京 13日 ロイター] - 中国政府系の中国証券報は13日、国有投資会社の中央匯金投資が四大国有銀行の株式を買い増したことについて、さらに多くの投資家を市場に呼び込む効果があるとの論評記事を掲載した。
四大国有銀行は11日、支配株主である国有投資会社の中央匯金投資が各行の上海上場株を買い増したとし、向こう半年でさらに増やす計画だと明らかにした。
中国証券報はこれについて、主要株主が重要なタイミングで行動したことは期待の安定と市場の自信強化につながる前向きなシグナルだと指摘。主要株主が株式を買い増せば、市場への資金流入という「波及効果を刺激」し、市場の長期安定を促すことができると述べた。
中国では8月以降、多くの上場企業が自社株買いなどを発表。株式の継続保有や、持ち株売却を禁止するロックアップ期間の延長を表明する大株主も増えている。