[チューリヒ 23日 ロイター] - スイスの製薬大手ロシュは23日、炎症性腸疾患(IBD)の新治療薬を開発するテラバント(Telavant)を米バイオ医薬品のロイバント・ホールディングスとファイザーから71億ドルで買収すると発表した。
これに伴いロシュは、実験的抗体「RVT─3101」を米国と日本で開発、製造、商品化する権利を得る。
ロシュはRVT─3101について、潰瘍性大腸炎やクローン病と同様に炎症性腸疾患を患う人々のために開発している「有望な」治療薬だと説明している。
同社によると、炎症性腸疾患は慢性消化器疾患で、全世界で患者は800万人近くいるが、80%が寛解に至っていない。