仏ケリング、第3四半期売上高は9%減 主力の「グッチ」も不振

Reuters

発行済 2023年10月25日 13:34

Mimosa Spencer

[パリ 24日 ロイター] - フランスの高級ブランドグループ、ケリングが24日発表した第3・四半期の売上高は、為替変動などの影響くベースで前年同期比9%減の44億6000万ユーロ(47億2000万ドル)となった。主力の「グッチ」など幅広いブランドで販売が鈍り、市場予想の6%減を上回る大幅な落ち込みとなった。

年間売上高の半分以上を占めるグッチの売上高は約7%減少。最近まで高い成長を遂げていたより小規模なブランドの売上高も不振で、「イブサンローラン」は12%、「ボッテガ・ヴェネタ」は7%それぞれ減少した。

ジャン・マルク・デュプレ副最高経営責任者(CEO)は記者団に対し、マクロ経済環境の悪化に加えて、値引きを減らし、ブランドの高級化を図るために卸売りルートでの販売を減らして流通を内製化する同社の取り組みが業績に反映したと説明した。