チョコレートから高濃度の重金属検出、ハーシーに削減要請=米情報誌

Reuters

発行済 2023年10月26日 13:20

Jonathan Stempel

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米消費者向け情報誌コンシューマー・リポートは25日、最近調査したチョコ―レート製品の3分の1から「懸念される」水準の鉛とカドミウムが検出されたと発表した。米菓子大手ハーシーに対し、チョコレート製品における両重金属の含有量を減らすよう求めたという。

調査した48製品のうち16製品に害を及ぼす可能性のある水準の鉛、カドミウムないしこれら両方が含まれていた。

16製品には米ウォルマートのダークチョコレートとホットチョコレートミックス、ハーシーとオランダの菓子メーカー、ドロステのココアパウダー、米ターゲットのセミスイートチョコレートチップス、米トレーダー・ジョーズ、スイスのネスレと米スターバックスのホットチョコレートミックスなどが含まれている。

鉛やカドミウムを長期間摂取すると神経障害や免疫抑制、腎臓機能の異常といった問題が起きる恐れがあり、特に妊婦や幼い子どもは危険が大きいという。