BNPパリバ、第3四半期は4%減益 トレーディング低迷

Reuters

発行済 2023年10月26日 17:26

Mathieu Rosemain

[パリ 26日 ロイター] - フランスの銀行大手BNPパリバが26日発表した第3・四半期決算は、純利益が前年同期比4%減の26億6000万ユーロ(28億1000万ドル)となり、同社がまとめた市場予想の26億4000万ユーロとほぼ一致した。

トレーディング収入が引き続き減少したものの、法人向け金融サービスが好調だった。

収入は4%増の115億8000万ユーロ。市場予想の115億2000万ユーロをわずかに上回った。

トレーディング収入は9%以上減少。FICC(債券、為替、コモディティー)が、株式部門から移管した事業を除くベースで14.3%の減収となった。

債券発行、シンジケートローン、キャッシュ・マネジメントを手がけるグローバルバンキング事業は約20%の増収で、トレーディング収入の落ち込みを相殺した。