米ファイザー、RSVワクチンでは英GSKを追う展開に

Reuters

発行済 2023年10月31日 13:33

Michael Erman

[30日 ロイター] - 新型コロナウイルスワクチンの販売で優位に立っていた米製薬大手ファイザーが、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンでは英グラクソ・スミスクライン(GSK)の後塵を拝している。この夏発売されたGSKの新たなRSVワクチンは早くも市場で首位に躍り出ている。

ロイターが確認した健康医療関連データ会社IQVIAのデータによると、9月初旬以来、米国で接種されたRSVワクチンの3分の2近くをGSKのワクチンが占めている。

アナリストと業界専門家らはGSKの優位について、薬局チェーン米最大手で、ワクチン小売市場で支配力を持つCVSヘルスが提供する唯一のRSVワクチンがGSK製であることとも関連があると指摘する。