(TOKYO:8795) T&DHD 1563 +51.5買い先行。
保険セクターが業種別上昇率の2位になっている。
日本生命による三井生命買収報道が伝わっていることで、再編期待の高まりが好感される状況にもなっているようだ。
同社に関しては、三菱UFJが投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1710円から2050円に引き上げている。
評価体系の見直しなど、EVの拡大に徹した営業戦略を再評価としている。
(TOKYO:5541) 大平洋金属 305 -11売り優勢。
中国景気の先行き懸念などは拭い切れず、非鉄金属各社などでは戻りの鈍い銘柄も目立っている。
同社に関しては、みずほ証券が目標株価を400円から340円に引き下げていることもマイナス材料に。
みずほ証券では、上期会社計画には在庫評価損益の好転が織り込まれているとみられるが、現状のニッケル価格では在庫評価益は実現しないと判断しているようだ。
今期業績は会社計画比で大きな未達になると考えているもよう。
(TOKYO:3048) ビックカメラ 1148 +69買い優勢。
モルガン・スタンレー(MS)が投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を1100円から1480円に引き上げていることが材料視されているようだ。
16.8期は物流統合・売場生産性改善の効果発現で、2.4%増収、13.6%営業増益を予想しているようだ。
デジタルテレビの買い替えスタートによるテレビ市場の復調、新店効果、都市部インフレの継続などを要因としているもよう。
(TOKYO:6503) 三菱電機 1174.5 +28もみ合いから買い優勢に。
イタリアの業務用空調事業会社デルクリマを約902億円で買収と前日に発表している。
買収金額はやや割高との見方もあったが、これまでカタリストが乏しかった中で、シナジー効果による欧州市場での事業拡大期待につながり、積極展開として評価が高まっているもよう。
また、強固な財務体質を背景に、ファイナンスなどへの警戒感も高まりにくいようだ。
(TOKYO:7270) 富士重 4059 +257大幅反発。
全体相場の地合い改善を映して、押し目買いの動きが同社にも活発化しているようだ。
クレディ・スイス(CS)では、同社株価は過去1週間でセクター内において2番目に大きく下落しているが、売られ過ぎの印象をもつと判断しているようだ。
中国/ASEANのエクスポージャーは小さく、好調な販売環境が続く北米においても逼迫した需給を維持していると指摘。
(TOKYO:7740) タムロン 2294 +124大幅高。
ドイツ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価も2800円から3000円に引き上げている。
同社の自社レンズは先進国主体の地域ミックスであるため、下振れリスクなども限定的、来12月期に向けて新製品効果も期待できるとしている。
来期の業績に視線が移るに従って、割安に放置されている株価の出遅れも解消していくとみているようだ。
(TOKYO:5020) JX 445.8 +14.4反発。
先週は野村が投資判断を格下げしていたが、本日はJPモルガンの投資判断格上げが観測されている。
投資判断は「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価は550円としているもよう。
株価下落で配当利回りは、代表的な利回り銘柄である東燃ゼネラル石油を上回る水準にまで上昇、成長力や増配余地を考慮すると株価は割安な水準と判断しているようだ。
なお、事業環境は低調でも増配は可能であると指摘へ。
(TOKYO:2768) 双日 245 +11しっかり。
商品市況の上昇や中国株式市場の落ち着きなどを映して、本日は総合商社株も総じてしっかりの展開に。
こうしたなか、同社にはJPモルガン(JPM)が投資判断を「アンダーウェイト」から「ニュートラル」に格上げしている。
業績予想への見方が変わらない中で、株価がピーク水準から調整しており、セクター相対でみた割高感は解消されたとの評価。
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