Stephen Nellis Chavi Mehta
[1日 ロイター] - 米半導体大手クアルコムが発表した第1・四半期(10─12月)の売上高および利益見通しは市場予想を上回った。スマートフォンの販売低迷がようやく緩和し始めている上、米アップルとの供給契約延長が業績を押し上げるという。
第1・四半期の売上高見通しは91億─99億ドル。市場予想の中間値は92億ドルだった。調整後1株利益見通しは2.25─2.45ドル。市場予想は2.23ドルだった。
これを受け、クアルコムの株価は引け後の時間外取引で3.8%上昇した。
第4・四半期決算は売上高が86億7000万ドル、調整後1株利益が2.02ドルで、それぞれアナリスト予想の85億1000万ドル、1.91ドルを上回った。
クアルコムは今年9月、アップルと少なくとも2026年までアップルに第5世代(5G)対応モデムチップを供給する新たな契約を締結したと発表した。
第4・四半期の半導体事業の売上高は74億ドルと市場予想の72億6000万ドルを上回った。知的財産ライセンス事業の売上高は12億6000万ドル。市場予想は12億5000万ドルだった。
半導体事業のうち、スマホ端末向けの売上高は54億6000万ドル。市場予想は53億4000万ドルだった。
自動車向け半導体の売上高は5億3500万ドル。市場予想は4億8200万ドルだった。通期では24%増の19億ドルとなった。