昨日の大幅上昇の反動みられる

Fisco

発行済 2023年11月07日 12:44

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32394.86;-313.62TOPIX;2342.71;-17.75


[後場の投資戦略]

 本日は前日の反動でやや利益確定売りに押される動きはあるものの、週末のオプションSQに向けてヘッジの動きも意識されることから下値の堅さも感じられる。
後場も引き続き決算関連の動きがメインになるとみられ、旭化成 (TYO:3407)、エーザイ (TYO:4523)、NTT (TYO:9432)など後場に発表が予定されている銘柄もあるため、注目していきたい。


 今週はオプションSQに向けて日経平均は上昇基調が想定されるものの、その後はまた日米の金融政策動向を模索する展開が想定されよう。
本日寄り付き前に厚労省より発表された毎月勤労統計調査9月速報値は、現金給与総額は前年同月比1.2%増と市場予想通りであった。


 一方、実質賃金は前年同月比2.4%減と市場予想(2.3%減)よりもマイナス幅が大きかった。
マイナス幅は前月(2.8%減)からは縮小したものの、18ヶ月連続のマイナスとなっている。
また、総務省発表の9月家計調査では、物価変動を除く実質ベースで前年同月比2.8%減と、市場予想(2.9%減)よりはマイナス幅が小さかったものの、前月(2.5%減)よりもマイナス幅を広げた。
物価上昇に賃金上昇が追い付いておらず、消費に結びついていないという現状を確認する結果といえ、日本銀行の期待どおりに賃金上昇が物価上昇へ結びつく流れとなるか、引き続き注視する必要がありそうだ。

(二階堂千穂)

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