[6日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスは6日、米国内の店舗従業員の時給を2024年から少なくとも3%引き上げると発表した。若年層と富裕層からのコーヒー需要が旺盛な中、同社は店舗網の拡大を計画している。
スターバックスは先週、世界の店舗数を現在の3万8000店から2030年までに5万5000店に拡大すると発表した。
北米で運営する店舗数は約1万7000店。米従業員の平均時給は15─24ドルで、諸手当込みの報酬総額は1時間当たり27ドル近くになる。
勤続期間が2年以上5年未満の従業員は少なくとも4%の賃上げの対象となり、5年以上の従業員については少なくとも5%の昇給になる可能性があるという。
同社は声明で「賃金の上昇と労働時間の拡大と合わせて、こうした投資は離職率の低下だけでなく、2020年度以降、時間当たりの現金報酬総額を50%近く増加させた」と説明した。