中国スマホ出荷台数、10月は11%増 ファーウェイは83%の大幅増

Reuters

発行済 2023年11月15日 02:09

更新済 2023年11月15日 02:19

[北京 14日 ロイター] - 調査会社カウンターポイントは14日、10月の中国のスマートフォン出荷台数が前年同月より11%伸びたと発表した。中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のスマホ販売が10月の当初4週で前年同期より平均83%増と大きく伸び、全体を押し上げた。

カウンターポイントによると、中国の小米科技(シャオミ)の10月の販売も33%増加した。米アップルの販売に関しては詳細を明らかにしなかった。

ファーウェイは自社開発した先端半導体を採用したスマホ「Mate(メイト)60」シリーズを8月に発売した。アナリストらは、米国が中国に対する経済制裁の一環で一部半導体の輸出を制限したことが自社開発につながったとの見方をしている。

カウンターポイント・チャイナのアナリスト、アーチー・チャン氏は「10月の販売が明らかに目立ったのはファーウェイで、メイト60シリーズで売り上げを回復させた。輝かしい伸びだ」と評価。