中国レノボ、5期連続減収 PC需要低迷で

Reuters

発行済 2023年11月16日 14:25

更新済 2023年11月16日 14:36

Josh Ye

[香港 16日 ロイター] - 世界最大のパソコン(PC)メーカー、中国のレノボ・グループは16日、第2・四半期(7─9月)の売上高が前年同期比16%減の144億1000万ドルだったと発表した。減収は5四半期連続。PCの供給が需要を上回り続けていることが背景にある。

売上高はLSEGが集計したアナリスト予想平均144億5000万ドルとほぼ一致した。

レノボは新型コロナウイルス流行期に積み上がった過剰在庫の削減を続けている。

調査会社カナリスのデータによると、23年第2・四半期の全世界のPC出荷台数は7%減少した。四半期ごとの出荷台数の減少率は昨年末時点で30%を超えていたが、ここ最近は減少ペースが緩やかになっている。

レノボは利益率を改善するため、スマートフォン、サーバー、情報技術(IT)サービスなどPC以外の事業を拡大している。

上半期(4─9月)のデジタル・ソリューション・サービス事業の売上高は14%増の36億ドルだった。