大手企業の温暖化ガス排出削減目標、ロビー活動で骨抜きに=調査

Reuters

発行済 2023年11月16日 16:19

[ロンドン 16日 ロイター] - 非営利組織インフルエンスマップが16日発表した調査結果によると、スイスの資源大手グレンコア、米石油大手エクソンモービル、欧米系自動車メーカーのステランティスなど大手企業は温室効果ガス排出量削減目標と相反する政策を求めるロビー活動を展開している。

フォーブス誌の世界大手企業「フォーブス2000」から293社を分析し、温室効果ガス排出量を実質ゼロとするかそれに近い目標を掲げる企業のうち、約6割がロビー活動が原因でグリーンウォッシング(見せかけの環境対策)に陥るリスクがあると指摘した。