仏政府、ニューカレドニアのニッケル部門救済で1月合意目指す

Reuters

発行済 2023年11月28日 14:31

[パリ 27日 ロイター] - フランスのルメール経済・財務相は27日、政治的緊張とエネルギーコスト高騰で打撃を受けているニューカレドニアのニッケル産業救済について、来年1月末までに合意を目指していると述べた。

ニューカレドニアのニッケル埋蔵量は世界最大規模だが、インドネシアのニッケル採掘ブームなどを背景に、生産者は長く損失にあえいでいる。

ニューカレドニアのニッケル会社であるSLNとKNSの株式をそれぞれ保有する資源大手エラメットとグレンコアは、ともに追加出資を行わないとしており、両社が来年にも倒産するリスクが生じている。