[台北 5日 ロイター] - 電子機器の受託生産世界最大手、台湾の鴻海精密工業は5日、年末商戦向けの需要が好調だとして第4・四半期の見通しを引き上げた。
鴻海は、第4・四半期の最初の2カ月の業績が予想を若干上回ったとし、第4・四半期は従来見通しより良くなると述べた。具体的な数字は示さなかった。
この日発表した11月の売上高は6500億台湾ドル(約206億5000万ドル)。前年比18%増加し11月としては2番目の高水準だった。10月からは12.3%減少した。
スマートフォンを含むスマート・コンシューマー・エレクトロニクス部門の売上高は、中国工場の操業が新型コロナ関連規制を受けた前年との比較で大きく伸びた。
部品やその他の製品の売上高は前年比で大幅に増加。「スマート家電製品への配分が増加し、自動車部品の出荷も増えた」と説明した。