[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;32600.47;-257.84TOPIX;2343.63;-16.28
[寄り付き概況]
8日の日経平均は257.84円安の32600.47円と続落して取引を開始した。
前日7日の米国株式市場は反発。
ダウ平均は62.95ドル高の36117.38ドル、ナスダックは193.28ポイント高の14339.99で取引を終了した。
連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了期待に買いが続き、寄り付き後、上昇。
特に、AI(人工知能)技術への期待再燃で半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などを中心にハイテクが強く、相場全体の上昇を後押しした。
終盤にかけ上げ幅を拡大し終了した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。
外為市場でドル=144円10銭台と、昨日15時頃と比べ2円50銭ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などを中心に買い手控え要因となった。
また、昨日の日経平均が33000円近辺に位置する25日移動平均線を再び下回ったことから、相場は調整局面にあるとの見方もあった。
一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された10月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比2.5%減少した。
QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.0%減だった。
同じく取引開始前に発表された4-9月期の国内総生産(GDP)改定値は実質前期比0.7%減、年率換算では2.9%減だった。
速報値は0.5%減、年率では2.1%減だった。
QUICKがまとめた民間予測の中央値は年率で2.0%減だった。
また、10月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は2兆5828億円の黒字だった。
QUICKがまとめた民間予測の中央値は1兆8919億円の黒字だった。
今日は株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)の算出日。
SQ値はQUICK試算で32639.57円だった。
セクター別では、輸送用機器、不動産業、ゴム製品、卸売業、鉄鋼などが値下がり率上位、銀行業、水産・農林業、空運業、パルプ・紙、小売業などが値上がり率上位に並んでいる。
東証プライムの売買代金上位では、三菱自 (TYO:7211)、デンソー (TYO:6902)、トヨタ (TYO:7203)、コマツ (TYO:6301)、川崎船 (TYO:9107)、ファーストリテ (TYO:9983)、信越化
(TYO:4063)、三井物 (TYO:8031)、SMC (TYO:6273)、第一三共 (TYO:4568)、TDK (TYO:6762)、キヤノン (TYO:7751)、第一生命HD (TYO:8750)、資生堂 (TYO:4911)、ファナック (TYO:6954)などが下落。
他方、ゆうちょ銀行 (TYO:7182)、東電力HD (TYO:9501)、ニトリHD (TYO:9843)、LINE ヤフー (TYO:4689)、三菱UFJ (TYO:8306)、ディスコ (TYO:6146)、アドバンテスト (TYO:6857)、三井住友 (TYO:8316)、リクルートHD (TYO:6098)、7&iHD (TYO:3382)、みずほ (TYO:8411)、ソフトバンクG (TYO:9984)、ルネサス (TYO:6723)などが上昇している。
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