Reuters
発行済 2023年12月12日 13:33
Valerie Insinna Tim Hepher
[12日 ロイター] - 複数の関係筋によると、米航空機大手ボーイングは主要部門の戦略立案担当者を半減する計画。製造現場のオペレーションを重視する取り組みの一環とみられる。
同社は11日、アフターマーケット事業「ボーイング・グローバル・サービス(BGS)」を率いるステファニー・ポープ氏を最高執行責任者(COO)に昇格させる人事を発表。ポープ氏はデービッド・カルフーン最高経営責任者(CEO)の後任最有力候補になるとみられている。
ボーイングは11月、将来のCEO候補と目されていたマーク・アレン最高戦略責任者が退任すると発表。戦略立案担当者が各事業部門に直接配属されることを明らかにした。
ただ、関係筋によると、BGSと民間航空機事業で日々の業務を担う戦略立案担当者の数は少なくとも半減される見通し。全体でどの程度の従業員が影響を受けるかは不明。
防衛事業ではまず戦略・事業開発部門の統合を進めるが、同事業でも50%以上の削減が見込まれるという。
関係筋によると、同社には戦略立案担当者が約200人いる。
アナリストの間では、戦略立案部門を縮小すれば長期的な視野が欠けることになるとの懸念が一部で出ているが、オペレーション重視の姿勢を歓迎する声も出ている。
が書いた: Reuters
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