Leroy Leo
[12日 ロイター] - 米消費者保護団体パブリック・シチズンは12日、しわ取り薬「ボトックス」とそれに類似する製剤のメーカーに対し、致命的な筋肉まひを引き起こすリスクについて警告表示を強めるよう求める請願書を食品医薬品局(FDA)に提出した。
これらの注射剤は、ボツリヌス毒素を使用して特定の神経信号を遮断することによって特定の筋肉を収縮させ、しわを消すもの。既にラベルには意図した効果が他の部位に広がる危険性について警告が記載されているが、同団体は推奨用量であっても副作用が起こり得ることを明確にするよう求めた。
今回の請願では、市場をリードするボトックスを手がけるアッヴィのほか、レバンス・セラピューティクス、エボラス、スーパーナス・ファーマシューティカルズ、ガルデルマ、メルツ・セラピューティクスの製剤ラベルにより強い警告を表示するよう求めている。
FDAは請願書を検討し、パブリック・シチズンに直接回答するとしている。